<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
東の海神 西の滄海 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

「国がほしいか?ならば、一国をお前にやる」これが、雁州国延王(えんしゅうこくえんおう)・尚隆(しょうりゅう)と、延麒(えんき)・六太(ろくた)とが交わした誓約(ちかい)だった。民らがかつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続けるなか、漸(ようや)く新王が玉座(ぎょくざ)に就いたのだ。それから20年をかけて、黒い土は大地にと、生まれかわりつつある。しかし、ともに幸福(やすらぎ)を探し求めたふたりのこどもの邂逅(めぐりあい)が、やがて、この国と麒麟(きりん)と民との運命を、怒濤(どとう)の渦に巻きこんでいく!!


十二国記の中で一番好きなキャラクターと言っても過言ではない尚隆メイン巻ですね!


このハチャメチャというか、自由奔放さが、魅力でもあるが理解されにくいというか…
今ではとても豊かな国として認められている雁国ですが、出来はじめた頃にはこんなこともあったのか、という…
やはり、大国になるにはそれなりに内部(十二国は、他国に軍とか出してはだめなんでしたよね?)の抵抗も色々あるのでしょう。それに今後陽子も立ち向かっていかねばならないと思うと、これからが楽しみ(読む的な意味で)ですね。

評価:
小野 不由美
講談社
¥ 641
Amazonおすすめ度:
おちゃらけて、軽い感じが好きなのかも。
王故に。
あの名君の過去が今明かされる

| 13:56 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

 

とてつもない妖(あやかし)と対峙(たいじ)した泰麒(たいき)は、、身動(みじろ)ぎもせず、その双眸(そうぼう)を睨み続けた。長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は、「使令に下れ」。異界(ここ)へ連れてこられても、転変(てんぺん)もできず、使令も持たなかった泰麒は、このとき、まさに己れが「麒麟(きりん)」であることを悟(さと)った!しかし、この方こそ私がお仕(つか)えする「ただひとり」の王と信じる驍宗(ぎょうそう)を前に、泰麒には未だ、天啓(てんけい)はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ──故郷(くに)を動かす決断の瞬間(とき)が来た!

この巻はひたすら泰麒が可愛い…幼いが故に、一緒にいたくて嘘を付いて、嘘をついてしまったことの罪に怯える…十歳の子供らしい素直さがとても可愛い!


傲濫を折伏させたシーンがなんだかよく分からなかったけどアニメ見てよく分かったわ…

あと、まー延王のふざけっぷりが…いやいや延王大好きですけど(笑)


この子がこの後「魔性の子」でああなると思うと…さらに辛いものが……


評価:
小野 不由美
講談社
¥ 462
Amazonおすすめ度:
かわいい
覇気を恐れ、覇気に恋焦がれる
子供故に。

| 16:51 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

 

麒麟(きりん)は王を選び、王にお仕(つか)えする神獣。金の果実として蓬山(ほうざん)の木に実り、親はいない。かわりに、女怪(にょかい)はその実が孵(かえ)る日までの十月(とつき)を、かたときも離れず、守りつづけるはずだった。しかし、大地が鳴り、大気が歪(ゆが)む蝕(しょく)が起きたとき、金の実は流されてしまった!それから10年。探しあてた実は、蓬莱(ほうらい)で“人”として生まれ育っていた。戴国(たいこく)の王を選ぶため連れ戻されたが、麒麟に姿を変える術(すべ)さえ持たぬ泰麒(たいき)──幼ない少年の葛藤(かっとう)が始まる!


もの凄い前に読んだのに書いてなかった…なぜ?


もちろんこれは魔性の子を読む前に読みましたが…この前アニメを見たのでかなり鮮明に思い出せます
えーっと上巻は景麒と別れる所までなんですね…

この巻(話)で前作月の影〜ではなんだかいまいちよく分からなかった麒麟についてよく分かるようになった
この中国風の生活様式がとっても素敵!!!!


やーそれにしても…景麒がかわいいなあ(笑)

評価:
小野 不由美,山田 章博
講談社
¥ 462
Amazonおすすめ度:
暖かい気持ちに
あなたは泰麒に萌えるか?
「麒麟」を主人公にしたシリーズ第2作目

| 16:37 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)

 

教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた者は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので、“高里は崇る”と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか?


すぐに読み切ってしまった…
2コ続けてちょっと暗くなったけど…(笑)

んん?これは、初めに読むべきだった、か?
ずーっと「ちょ傲濫やりすぎ!」としか思えなかったからな…
逆にお前が穢れを作ってるんじゃないか?という……

ネタを知ってるというか…やまぁそれでも楽しかったけど!というか、十二国記を全く知らなかったら、「何がなにやら!」状態だったかも。
泰麒が好きな人が多いのが分る気がする…戻れて良かった…本当に良かった……


それにしても…泰麒ってこんなだっけ?ホワイトハート版の絵の方が好きだな


評価:
小野 不由美,山田 章博
新潮社
¥ 620
Amazonおすすめ度:
大好き!!
小野不由美らしい厳しさが光る
表紙がなぁ
| 00:19 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
東亰異聞 (新潮文庫)

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。


十二国記で小野先生に出逢って、他の本も人気だよな…と思って手に取ってみた


…流石です小野先生!当たり!!!

初めの方は何度も読み返したりして話がなかなか入ってこなかったたけど、お兄ちゃんに会った辺りから本から目が離せなく!
結末もびっくり……結局BADEND?みたいな……この感じ金田一?

最後の最後に全部持ってかれた…!
「どうせ一番"悪の心"を持っているのは人間なんですよ…」という妖怪よりも怖いのは〜の定番的なオチかと思ったら…


というか一番気になったのが、今、現代日本の鷹司家がどうなっているかなんですが…(残ってるんですか?)

評価:
小野 不由美
新潮社
¥ 620
| 01:19 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

「私を異界(ここ)へ喚(よ)んだのは、誰!?」海に映る月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦(ようしゃ)なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友──楽俊(らくしゅん)。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、“なぜ、陽子が異界(ここ)へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる!


だいたいの感想は上巻と同じですが…

楽 俊 超 か っ こ い い !

「あーこいつ人間だったら超イケメンだよ…優しいし…性格超イケメン……」とか思ってたら

人 間 に も な れ る ん で す か(なれるというか…?)

アニメ版の声がszmrとか…!


やっと陽子が狙われてる理由とか、連れてこられた理由が分かって…一国の主として活躍する、陽子が早く見たいです
鞘は復活するのか?
| 03:34 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

「あなたは私の主(あるじ)、お迎えにまいりました」学校にケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿(たど)りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形(いぎょう)の獣たちとの戦いだった。「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」陽子を異界へ喚(よ)んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる



話題の十二国記を…遅いか(笑)
図書館でパラ読みして「これは面白いぞ!」って思ったんですけど、ホワイトハート版が見つからなくて…本屋ハシゴしましたよ…

上巻は辛い…ずっと「全く…!ケイキ早く向かえに来いよふざけんな!というかあんたは何者だ!!」と怒りながら読んでましたw

でも段々強くなる(まあならざるを得なかったんだろうが)陽子が好きです。でも彼女はもっと強くなっていく、ならざるを得ないんだろうな…
| 03:24 | 小野 不由美 | comments(0) | - |