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ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)

生命を礼賛する行為には驚くほどに価値がない、生はどこまでも儚く朧で、死はどこまでも切なく幻だ。そしてそれはただそれだけのものでありそれだけのものでしかなく、むしろそこにそれ以上の価値を見出そうとすることこそが冒涜だ。生きること、そして死ぬこと、その両者の意味を誰よりも理解し、そしてその意味に殉ずることに一切の躊躇がない誠実な正直者、つまりこのぼくは、八月、縁故あって奇妙なアルバイトに身を窶すことと相成った。それは普通のアルバイトであって、ぼくとしては決して人外魔境に足を踏み入れたつもりはなかったのだけれど、しかしそんなぼくの不注意についてまるで情状酌量してはくれず、運命は残酷に時を刻んでいく。いや、刻まれたのは時などという曖昧模糊、茫洋とした概念ではなく、ぼくの肉体そのものだったのかもしれない。あるいは、そう、ぼくの心そのものか―戯言シリーズ第五弾。



やっと狐さんの登場でしたね!

とりあえず、ショックでした…もう……ちょっと読むの止めようかなあと思うくらい
やっと幸せになれたのかなあ?「普通」になれた?良かったね!と思ってただけに…

明るかった子だけに…やはり辛いものがあります



いーちゃんが、少し、いや結構?変わったかな…という印象
みいこさん(とアパートのみんな)のお陰…だよね?
そう思ったら友が嫌いになってしまった


うーん事件が起こる前後がちょっとだらけた…長いってのもあると思うが……



全く匂宮兄妹に触れていない当たりが(笑)

評価:
西尾 維新
講談社
¥ 1,050
Amazonおすすめ度:
欠陥製品
うむ。やはり、面白い
主人公の『変化』が強く印象に残る
| 02:39 | 西尾 維新 | comments(0) | - |
闇の守り人 (新潮文庫)

女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは―。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。
間違いなく、とっても面白い!!!
 
もともと中華風ファンタジー大好きですし、一作目もアニメ共々見ましたが…
相変わらずの面白さ。今度は、バルサが中心で、力の強さに加え、過去を訪れたことで、心の強さも手に入れたバルサが、次作からどう動いてくれるかが楽しみです。

心の闇は、自身を滅ぼすのですね…



夢と虚空が、早く読みたい!

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
Amazonおすすめ度:
1作目より面白い!
熟成されたファンタジー
本物。間違いなくお勧め
| 12:53 | 上橋 菜穂子 | comments(0) | - |
日暮らし〈下〉 (講談社文庫)

「ねぇ叔父上、ここはひとつ、白紙に戻してみてはいかがでしょう」。元鉄瓶長屋差配人の久兵衛からもたらされた築地の大店。湊屋が長い間抱えてきた「ある事情」。葵を殺した本当の下手人は誰なのか。過去の嘘や隠し事のめくらましの中で、弓之助の推理が冴える。進化する“宮部ワールド”衝撃の結末へ。
いやあ、弓之助に脱帽です。彼は、なにに就いても、余りある人物になるんじゃないでしょうか(笑)

犯人は、正直初めから分かってしまっていましたが…ミステリーというか、人情物として読んでいたのでそこはまあ良いです…


佐吉夫婦おめでとう!!!宗一郎も幸せになれると良いんだが…

| 12:46 | 宮部 みゆき | comments(0) | - |
日暮らし〈中〉 (講談社文庫)

佐吉が人を殺めた疑いを受け、自身番に身柄を囚われた。しかも殺した相手が実の母、あの葵だという。今頃になって、誰が佐吉に、十八年前の事件の真相を教えたりしたのだろう?真実を探し江戸を走り回る平四郎。「叔父上、わたしは、本当のことがわからないままになってしまうことが案じられるのです」。

短編だとか言ってたのはどこのどいつだ!私だ!

全て繋がってきましたね…!それにしても鉄瓶長屋の事件とやらを知らないので面白さ半減です。
それにしても…葵さんが亡くなったのが残念で残念で…


塵も積めれば山となる。縒った糸は、早めに戻さないと…


| 12:37 | 宮部 みゆき | comments(0) | - |