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風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

 

とてつもない妖(あやかし)と対峙(たいじ)した泰麒(たいき)は、、身動(みじろ)ぎもせず、その双眸(そうぼう)を睨み続けた。長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は、「使令に下れ」。異界(ここ)へ連れてこられても、転変(てんぺん)もできず、使令も持たなかった泰麒は、このとき、まさに己れが「麒麟(きりん)」であることを悟(さと)った!しかし、この方こそ私がお仕(つか)えする「ただひとり」の王と信じる驍宗(ぎょうそう)を前に、泰麒には未だ、天啓(てんけい)はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ──故郷(くに)を動かす決断の瞬間(とき)が来た!

この巻はひたすら泰麒が可愛い…幼いが故に、一緒にいたくて嘘を付いて、嘘をついてしまったことの罪に怯える…十歳の子供らしい素直さがとても可愛い!


傲濫を折伏させたシーンがなんだかよく分からなかったけどアニメ見てよく分かったわ…

あと、まー延王のふざけっぷりが…いやいや延王大好きですけど(笑)


この子がこの後「魔性の子」でああなると思うと…さらに辛いものが……


評価:
小野 不由美
講談社
¥ 462
Amazonおすすめ度:
かわいい
覇気を恐れ、覇気に恋焦がれる
子供故に。

| 16:51 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

 

麒麟(きりん)は王を選び、王にお仕(つか)えする神獣。金の果実として蓬山(ほうざん)の木に実り、親はいない。かわりに、女怪(にょかい)はその実が孵(かえ)る日までの十月(とつき)を、かたときも離れず、守りつづけるはずだった。しかし、大地が鳴り、大気が歪(ゆが)む蝕(しょく)が起きたとき、金の実は流されてしまった!それから10年。探しあてた実は、蓬莱(ほうらい)で“人”として生まれ育っていた。戴国(たいこく)の王を選ぶため連れ戻されたが、麒麟に姿を変える術(すべ)さえ持たぬ泰麒(たいき)──幼ない少年の葛藤(かっとう)が始まる!


もの凄い前に読んだのに書いてなかった…なぜ?


もちろんこれは魔性の子を読む前に読みましたが…この前アニメを見たのでかなり鮮明に思い出せます
えーっと上巻は景麒と別れる所までなんですね…

この巻(話)で前作月の影〜ではなんだかいまいちよく分からなかった麒麟についてよく分かるようになった
この中国風の生活様式がとっても素敵!!!!


やーそれにしても…景麒がかわいいなあ(笑)

評価:
小野 不由美,山田 章博
講談社
¥ 462
Amazonおすすめ度:
暖かい気持ちに
あなたは泰麒に萌えるか?
「麒麟」を主人公にしたシリーズ第2作目

| 16:37 | 小野 不由美 | comments(0) | - |
シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

 

加速する地球温暖化を阻止するため、都市を超高層建造物アトラスへ移して地上を森林化する東京。しかし、そこに生まれたのは理想郷ではなかった!CO2を削減するために、世界は炭素経済へ移行。炭素を吸収削減することで利益を生み出すようになった。一方で、森林化により東京は難民が続出。政府に対する不満が噴き出していた。少年院から戻った反政府ゲリラの総統・北条國子は、格差社会の打破のために立ち上がった。

テンペストが面白そうだなーと思ったが読んだこともない作者のハードカバー本をいきなり買ったりはしないので丁度出てたこれを…


本当にこういうバカみたいなことしそうで日本は怖いな…(笑)


國子の戦いっぷりとものすげえオカm…お姉さんのモモコさんが見所ですね

まあまだ上巻しか読んでないので何とも言えませんが…まあ確かに少しラノベっぽうような気もしますが、アクションを楽しむといった点では全然いいんじゃないかな?
あとミーコが適当に作った話に吹いたwwww(初めはなんで死ななかったのかよく分かんなかったんだけどw)


とりあえず香凛ウザ過ぎる^^^^^^

評価:
池上 永一
角川グループパブリッシング
¥ 780
Amazonおすすめ度:
これは凄いですよ。
良くも悪くもラノベ・・・
アドベンチャー小説と思うなよ

| 16:25 | 池上 永一 | comments(0) | - |
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。

ハードの中村さんの絵に惹かれてから早何年…やっと文庫化!
単行本でも中村さんの絵で良かった!!

いやー 読 み に く い !
申し訳ないが読みにくい…というか森見さんって『きつねのはなし』の人だったのか…あれ読んで「この人は合わないっぽいな…」と思ったのに(笑)


まあ読みにくいのは置いておいて…まあこの主人公のヘタレっぷりというか童貞っぷりが笑える
空回りしまくり(笑)彼女は可愛いな…天然とかそういうレベルじゃねえ……樋口さん羽貫さんコンビがとっても良い不思議っぷり…


きつねのはなしもでしたが…こうなんともいえない浮遊感というか地に足がつかない、ふわっとした感じが漂いますね……読んでも読まなくてもいいというか、っていうかこれファンタジーなの?


羽海野先生の後書きで+★1文章だけだと個人的には★★★かな…少し読んでみてこの感じが大丈夫ならおもしろいんじゃないかなと…

評価:
森見 登美彦
角川グループパブリッシング
¥ 580
Amazonおすすめ度:
想いが届きますように。
最近のヒット
オモチロイ

| 16:02 | 森見 登美彦 | comments(0) | - |
狐笛のかなた (新潮文庫)
 
小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。

上橋さんの守り人でない本です 架空?の国だがかなり日本風

初めは小春丸との恋愛になるのかこれ!?と思っていたが違った(笑)
いやーでも小春丸が再登場したときの「やなヤツ!」っぷりが…洗脳?されていたとはいえ…
でも、閉じこめられた生活が彼をそんな風にしてしまったのだから…彼も可哀想である…


あー健気でな…野火が健気で健気で……本当に良い子…最後は良かったねえ良かったねえだったわ…


というか狐笛でてこねーじゃん!と思ったら最後の最後で…ここか……ここでか!といった感じ
宮部せんせの後書きにびっくりした…


それにしても春望にイライラ…結果的に最良の判断だったけどそこまでイライラ…このおっさんめがあああっつー気持ちでいっぱいだった(というか一太の父親って…?)
評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
Amazonおすすめ度:
良かったです。
情景が目に浮かぶような美しい作品です
読み始めたらとまらない。

| 15:43 | 上橋 菜穂子 | comments(0) | - |
虚空の旅人 (新潮文庫)


 

隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、“ナユーグル・ライタの目”と呼ばれる不思議な少女と出会った。海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、とてつもない陰謀が―。海の王国を舞台に、漂海民や国政を操る女たちが織り成す壮大なドラマ。シリーズを大河物語へと導くきっかけとなった第4弾、ついに文庫化。


旅人シリーズは、チャグムが主役ですね!

チャグムの成長というか…変わってはいないんだけど、色々な人々との関わりで変わりつつある彼がとても素敵でした 現実を、国という物がどういうものの上に成り立っているのかということを目の当たりにしてもなお、理想を、希望を忘れない。


バルサ達が仕込んだ、教えたことが本当に彼の支えなんだな…と思うと……


こういっては可哀想なのだが、彼は今までと違う少なくとも籠もりっきりの歴代王より、国民のことを考えられる、「人として生きる」王になるだろうな…とは思った
が、新ヨゴ皇国にとってそれが良いのかどうかは正直分かりませんが…神格化されてこその王であるのであらば、国が危うくなる可能性もあるな…と
まあそれはチャグム自身が一番分かっているとは思いますが………

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
Amazonおすすめ度:
チャグムの成長ににんまり
今までとは違います。
力と虚空

| 15:20 | 上橋 菜穂子 | comments(0) | - |
夢の守り人 (新潮文庫)


 

人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる
大呪術師トロガイの秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。


読んだのがかなり前だな…
このシリーズのこの独特の言い回し?世界?がちょっとわかりにくかったりしますが(花が〜とか)
そんなのはまあ守り人ファンなら気にならないでしょう。

誰しも夢に捕らわれたい、幸せな夢を見ていたままでいたい…気持ちはあるとおもうが、やはりそれではだめなんだ、ということですね
現実は、現実なりに厳しいけれど幸せなのかな…ユグノの子供らしいというか素直?な気持ちが逆に……

チャグムの想いがヒシヒシと…会えたとき「良かったね良かったね…」という気持ちでいっぱいに
あとバルサとタンダは…結婚とかじゃなくてそれ以上のものだよなー…


評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 580
Amazonおすすめ度:
とっつきやすくて読みやすい、お勧めの1冊
夢たちの記憶
夢の中で行き続けることが、人の夢なのだ

| 13:14 | 上橋 菜穂子 | comments(0) | - |