小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。
上橋さんの守り人でない本です 架空?の国だがかなり日本風
初めは小春丸との恋愛になるのかこれ!?と思っていたが違った(笑)
いやーでも小春丸が再登場したときの「やなヤツ!」っぷりが…洗脳?されていたとはいえ…
でも、閉じこめられた生活が彼をそんな風にしてしまったのだから…彼も可哀想である…
あー健気でな…野火が健気で健気で……本当に良い子…最後は良かったねえ良かったねえだったわ…
というか狐笛でてこねーじゃん!と思ったら最後の最後で…ここか……ここでか!といった感じ
宮部せんせの後書きにびっくりした…
それにしても春望にイライラ…結果的に最良の判断だったけどそこまでイライラ…このおっさんめがあああっつー気持ちでいっぱいだった(というか一太の父親って…?)
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評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
Amazonおすすめ度:
良かったです。
情景が目に浮かぶような美しい作品です
読み始めたらとまらない。
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